【トイレの交換】 自分で出来る?取り付け編

工事

こんにちは。職人です。

今回は、トイレの取り付け、やったことないけど自分でやってみたい!と考えている方向けに、トイレの取り付け手順を解説していきます。

初めての挑戦は誰でも不安だと思いますが、

設備屋歴10年の現役職人が、できる限り詳しく解説していきますので、最後までついてきてくださいね。

ここでトイレ交換の流れをおさらいします。

  • 既存商品を調べる→排水の種類を知るため
  • 排水の種類に合う新しいトイレの選定
  • トイレの取り外し
  • 既存排水ソケットの取り外しや排水管の調整
  • 新しいトイレの設置
  • 試運転

こんな感じです。

こちらの記事では、「既存排水ソケットの取り外し」から解説していきます。

トイレの取り外しまでの手順は、取り外し編をご覧ください!↓

【トイレの交換】 自分で出来る?取り外し編
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既存排水ソケットの外し方

こちらの写真はトイレを取り外した状態です。

床についている白いものが、既存トイレの排水ソケットになります。

便器の設置は、専用の排水ソケットでないと取り付けできないので、古いソケットは外す必要があります。

バールなどを使って、床とソケットの間に入れ、こじってみます。

普通は、塩ビ用の接着剤がついているはずなのですが、たまに接着剤なしの場合があります。これはラッキーなパターンです。

接着剤が使われている場合、床面で水平に、のこぎりを入れ、ソケットの床から上の部分を切断します。

さらに配管の内側にくっついている残りをバーナーやヒートガンを駆使し、外していきます。

この作業はかなりテクニックがいるので、別の記事で詳しく解説できたらと思います。

取り外した状態になります。ここまで来てやっと、取り付けができる状態ということになります。

もし、壁紙や床の内装工事をされるのであれば、このタイミングで行うのがベストです。

トイレの設置手順

いよいよトイレの取り付けです。流れは以下になります。

  1. 止水栓の取り付け
  2. 排水ソケットの取り付け
  3. 便器の設置
  4. タンクの設置
  5. ウォシュレットの取り付け

こんな感じの流れです。

一つずつ解説していきます。

止水栓の取り付け

新しいトイレには、専用の止水栓が付属しているので、基本的に交換します。

ただ、壁内や床下の配管が固定されておらず、ぐらっぐらの場合は要注意で、外す時に中で折れてしまう危険性があります。

その場合、やむを得ず古い止水栓をそのまま使うこともあります。

古い止水栓は、モンキーレンチやパイプレンチを使って外していきます。

ねじになっているので、反時計回りに回します。

新しい止水栓は、シールテープという止水の為のテープを巻いてねじ込んでいきます。

また、この段階では、止水栓は「閉」の状態にしておきます。

排水ソケットの取り付け

TOTOの排水芯200便器の場合、床から60ミリ、排水管を立ち上げる必要があります。

排水管が床面までしかない場合は、持ち出しソケットという市販の排水継手を接着してから、60ミリの高さで切断します。

排水ソケットは必ず塩ビ用の接着剤をつけて取り付けます。

接着剤は、排水管側、ソケット側の両方に塗布します。

便器の手前側を固定する部材も、忘れずに固定してください。

便器の設置

便器を設置していきます。

排水ソケットの穴と、便器の排水位置が合うように調整しながら、真上からゆっくりおろしていきます。

ソケットのゴム部分に中性洗剤などを塗っておくと、スッと入ってくれるのでおすすめです。
付属のビスで固定します。この時、勢い余って便器を割らないように注意しましょう。

タンクの設置

タンクの取り付けは基本的に、説明書の通りにやれば、何も難しいことはありません。

書いてある通りに部品をセットし、下準備をします。

TOTOの場合、タンクの下部にパッキンをつけるので、忘れないようにしましょう。

タンクを便器に取り付ける際は、真っ直ぐ下ろすようにします。

レバーハンドルを取り付け、ふたをセットしたら完了です。

ウォシュレットの取り付け

まずはベースプレートを便器に取付します。

便器のサイズによって、前後に調整ができるようになっているので、合わせてから固定します。

便器に対して曲がっていたり、出すぎていたりしないように気を付けます。

ベースを固定したら、便座を手前から奥にスライドするようにはめ込みます。

カチッと音がすればしっかりはまっているはずです。

止水栓とタンクの給水ホースの間に、ウォシュレットの分岐金具を取り付けます。

パッキンの入れ忘れや、ストレーナーの向きが合っているか確認してください。

手で仮締めしてから、モンキーレンチやスパナで本締めします。

試運転

給水ホースの接続忘れが無いか、再度確認します。

オッケーなら、水道メーター付近にある、水道の元栓を開けます。

トイレに戻り、漏れがなければ、トイレの止水栓をゆっくり開けていきます。

全開まで開けたら、必ず、半周程度閉める方向に回しておきます

固着を防ぐための大事なポイントになります。

レバーハンドルで排水を確認し、接続部からの漏れが無いか確認します。

問題なければ、ウォシュレットを作動させ、温水が出るか確認、漏れが無いか確認します。

最後に、一歩引き気味で、全体を確認し、タンクや便座が曲がっていないか確認するようにしましょう。

 

これでトイレの取り付けが完了しました。

いかがでしたでしょうか?

初めての方には少し難しいポイントもありますが、一つずつ進めていくと、意外とできてしまいます。

もしこの記事を見て、やってみようと思った方は、是非チャレンジしてみてください!

逆に、自信のない方や、集合住宅などの上層階の方は、万が一の水漏れの場合、被害も大きくなりかねないので、専門のプロに依頼されたほうがいいかもしれませんね。

どちらにしても、トイレDIYに興味がある方々にとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

ではまた!

 

 

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