設備屋に腰道具は必要?おすすめ工具も

道具

こんにちは。職人です。

この記事では、住宅リフォームに携わる設備屋の目線で、設備屋が仕事で使う腰道具についてお話しします。

現役の職人の方も、これから設備屋として仕事を覚えていく段階の方にも参考になればと思いますので、是非最後まで見ていってください。

設備屋の腰道具事情

一言に設備屋といっても様々な仕事があります。新築住宅の配管工事や器具付けもあれば、マンションや工場など大きな現場での仕事など様々です。この記事では、中でも住宅の水回りリフォームに従事する設備屋という前提で進めていきます。

主な仕事の例としては、キッチンの入替工事やトイレのリフォーム、マンションの専有部の配管工事などです。

扱う材料としては、比較的細い配管や一般住宅用の設備機器になります。また完工まで数か月などの長期的な現場よりも、数時間で完了したり、長くても1週間ぐらいで完了する現場が多いです。居住中の現場も多々あり、お客様への配慮も欠かせません。

設備屋に腰道具は必要?

設備屋だけでなく職人は様々な道具を駆使し現場を納めていきます。道具が無くては全く仕事になりませんし、もはや道具が仕事をしているといっても過言ではありません。

それほど大切な道具ですが、すべての道具を常に持ち歩いていては、重すぎて運ぶこともできません。職人は使用頻度や重さ、便利さなど様々な要因を総合的に判断して、道具を選定して現場に挑んでいます。

例えば、道具を使用頻度別に仕分けすると以下のようなイメージになります。

  • 常に携帯しておく道具(腰道具)
  • とりあえず現場にはもっていく道具(スタメン)
  • 車に積んでおく道具(ベンチ入り)
  • 倉庫にはある道具(ベンチ外)

常に携帯しておきたい道具のみが腰道具に選ばれます。

設備屋の腰道具はこれさえあればOK

住宅リフォームの現場において、設備屋に必要な腰道具は、以下の3種類のみです。

  1. スケール(コンベックス)
  2. カッターナイフ
  3. 筆記用具

とにかくよく使う、かつ、大きくない・重たくない道具。といったかんじです。

これ以上にジャラジャラとした腰道具は必要ないです。

設備屋の腰道具 つけすぎがNGな理由

住宅リフォームの現場は比較的狭い場所で作業を行います。また、壁紙などは触らず機器のみの入替という現場も多々あります。腰に道具をたくさんつけていては、壁や家具にぶつけて傷をつけてしまうといったリスクが高まります。重たい道具を常に身に着けていると、体への負担も大きくなるでしょう。

設備屋の腰道具は本当に頻繁に使う最小限の道具にするべきです。

設備屋の腰道具はこの3種類でOK

前述の通り、住宅リフォームに従事する設備屋の腰道具は3種類で十分です。僕が実際に現場で使用している腰道具とスケールを紹介します。

現役職人の腰道具の中身

僕が実際に現場で身に着けているのはこれだけです。

スケール

タジマG7 5.0メートル メートル目盛

セフシステムによりワンタッチで腰から取り外して使用可能です。これが本当に便利で愛用しています。

カッターナイフ

タジマ ドラフィンF560 オートロック

カッターナイフはネジロック式ではなくオートロック式がおすすめですとにかく使いやすいです。

筆記用具

ピカマーカー 建築用シャープペンシル 2.8mm 0.9mm

タジマ 墨付けボールペン1.0mm

ちなみに腰道具を収納しているのは

VETO PRO PACのMPXというポーチです。

設備屋の腰道具以外の道具

腰道具以外のよく使う道具は、工具バッグに収納して現場に持ち込みます。

この中に入れるのは、毎日~1週間に1回ぐらいの頻度で使用する工具たちになります。

実際に使っている工具バッグとその中身を紹介します。

設備屋の工具バッグ紹介

こちらもVETO PRO PACの、マリンシリーズ RIGGERS BAGという商品になります。

こちらが常に現場にもっていき、作業をする場所に置いている工具バッグになります。

ポイントはなんといっても、上から見ると工具がどこにあるかが一目瞭然です。

ボックス型の工具箱を使う方は、箱の中をガチャガチャして、ほしい工具がなかなか見つからない、といった経験があるはずです。僕も以前はそうでした。

こちらが収納してある道具になります。僕のスタメン工具達です。それぞれの道具の居場所が決まっていて、「使ったらあったところに戻す」という癖が自然とつきます。故にこれだけの道具を、使いたいときに迷うことなく一瞬で取り出すことができます。

設備屋の腰道具について・まとめ

この記事では設備屋が実際に使用している腰道具と工具バックについて紹介しました。必要な道具をどれだけ持ち運ぶか、どれだけ現場にもっていくかの判断は、仕事の効率に直結する非常に重要な要素の一つです。簡単に言うと、道具の段取りの良し悪しで、1日の仕事量は大きく変わってきます。

中には大量の道具を常に現場にもっていく職人さんもいます。また逆に、全くの準備不足で何度も車に道具を取りに行き時間を無駄にする段取りの悪い方も正直結構います。

この業界は段取り八分ともいわれるくらい仕事の準備が大切です。

必要最低限のお気に入り腰道具とスタメン工具達とともに頑張っていきましょう。ご安全に!

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