こんにちは、職人です。
この記事を見ている方は、設備屋として独立を考えている方や、身近なところに設備屋として独立しようとしている人がいる方がほとんどだと思います。
現在会社勤めの職人さんや、親方の下で働いている職人さんの中には、独立について考えている方も多いかと思います。でもなかなか一歩が踏み出せないですよね。
独立するかしないか悩まれる要因の一つとして挙げられるのは、やはり収入面の不安ではないでしょうか。
ぜひ参考にしてみてください。
設備屋の一人親方とは
そもそも設備屋とは?
一言に設備屋といっても、いろんな仕事があるかと思います。設備屋は主に、建物の水道や電気、ガス、空調などの設備を設置したり修理したり、入れ替えたりする仕事に携わります。
僕の場合、住宅リフォームの現場で水回り設備の交換や、給排水管の配管工事などを行っています。
一人親方ってなに?
一人親方とは、建設業などで個人で仕事を請け負い、原則として従業員を雇用せずに事業を行う個人事業主です。企業などに雇用されて働く「労働者」とは働き方や公的な制度などが異なります。
会社員は働くことで給料をもらいます。一方個人事業主には給料の概念はなく、事業による売り上げから必要経費を差し引いた金額が事業所得となります。この事業所得に対して、所得税や住民税、個人事業税などがかかってきます。
設備屋の一人親方になるには?
設備屋の一人親方として独立する流れとしては、設備関連の会社に数年勤め、そこで仕事を覚えてから独立するという流れが一般的でしょう。
道具の名前すらわからない状態から、先輩の仕事を盗み、徐々に仕事を覚えていき、自分のものにするにはそれなりに時間がかかるものです。
僕の場合、23歳の時にリフォーム会社に転職し、そこで職人として7年ほど勤めました。それから独立して4年ほど経ち、今も一人親方として現場で働いています。
仕事の内容的には会社員時代と比べても、全くと言っていいほど変わっていません。
でも収入面では、良い意味でかなり大きな変化がありました。
設備屋の一人親方は稼げるのか
設備屋の会社員時代の給料事情
会社員時代は固定給でみなし残業制。いくら働こうが、どれだけ頑張ろうが、それが直接給料に反映されることはありませんでした。
毎年わずかな昇給はありましたが、今思えば本当にわずかなものでした。それでも技術職ということもあり、その年齢の平均年収よりはもらっていました。全然割に合いませんでしたが、、
もちろん貯金なんて到底できません。それどころか昼仕事をして、夜は週3で夜勤のアルバイト。
このような生活を2年くらい続け、その頃は体力的にも精神的にもかなりきつかったことを今でも覚えています。
そのころから、いつか独立したい。という考えは自然と出てきていたように思います。
設備屋の一人親方に!売り上げは?
タイミングは突然訪れました。ここでは詳しくは言えませんが、本当に急でした。いろいろあって会社を辞めることになり、とにかく慌てて開業したのを覚えています。
とはいえ仕事の当てなどなく、仕事をくれる元請け会社探しからです。当時は同業の先輩の応援にもたくさん呼んでいただきました。本当にありがたかったです。
仕事のツテを一つ、二つと何とか増やしていき今に至るといった感じです。何もせず受け身で仕事が勝手にやってくることはないので、とにかく最初は自分から行動することが大事だなと実感しています。
独立1年目の売り上げは、年の途中からということもあり、4桁こそ行きませんでした。それでも会社員時代に比べると嘘みたいな金額でした。
仕事の内容、やっていることはそれほど変わっていないはずなのに、置かれている環境の違いだけで、こんなにも受け取る金額に差があるのかと衝撃を受けました。
開業から4年たった設備屋の年商は?
ありがたいことに独立から4年たった今も、仕事を切らさず働くことができています。
売上だけ見れば、優に独立当初の倍程度にはなっています。ただ、今の売り上げが、一人でやっているうちは限界なのかなとも感じていますし、この売り上げをこの先も維持できるのかといえば、その保証はどこにもありません。
働けば働いただけ自分の収入に直結する分、仕事がないと食べ続けていくことはできません。
会社員としての職人との一番大きな違いはここではないでしょうか。
僕の先輩や元同僚も同様に独立し今も設備屋として仕事をしています。
中には人を集めて法人化し、職人集団として大きく利益を上げていたりします。そう思うと、設備屋という仕事は、結構夢のある仕事なのかもしれません。
設備屋の一人親方は年商だけ見ると稼げる仕事
いかがだったでしょうか?
設備屋として独立し一人親方として現場で働くことで、その辺のサラリーマンよりも多く稼ぐことは、それほど難しいことではありません。
ただ、あくまで仕事をする上での技術が伴っての話であり、そもそも仕事が無ければ1円も入ってこない厳しい世界でもあります。
僕の場合は、会社を辞めて独立してよかったと思っていますし、会社員に戻りたいとも全く思いません。
何より、自由に働くことができ、誰にも縛られず、人間関係が合わなければ距離をとることも簡単にできます。
もし、独立しようか悩んでいる方がいれば、思い切って飛び込んでみるのは、全然ありだと思います。
なぜなら、技術さえあれば稼げるし、万が一うまくいかず会社員に戻ろうと思えば、おそらく簡単に戻ることもできるからです(技術さえあれば)。
何より、今の収入に満足していないのであれば行動あるのみです。思い切って自分自身の技術を信じてみてはいかがですか?
この記事が独立に悩む方々にとって少しでも参考になれば幸いです。
それでは、明日も頑張りましょう~!
ご安全に!
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